Comments by Dr Marks

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やっほー、カリフォルニア同性結婚に待った(保留)と松尾金蔵先生の話(この話には不快感をおぼえる危険性がありますのであらかじめご注意ください:18歳未満は読んではいけません。女性やゲイの方は自己責任で読んでください。以上、著者の免責を通告いたしました。)

カリフォルニアにはサンフランシスコというソドムかゴモラみたいな町があって、同性結婚など行っているものだから、有識者が第8改定案(Proposition 8)という同性婚を州内すべての市町で禁止する提案をした。この法案に対する州民の投票の結果、多数がプロポズィション8を支持した。つまり、同性婚なんていらないということになったのだ。(なお、カリフォルニア州は同性で暮らすパートナーの諸々の経済的権利は昔から認めているが、それは結婚を認めたということではない。)

ところが、州民投票で禁止と決まったのに、憲法違反だとかぬかして連邦巡回審第9部に訴えた結果、ヴォーン・ウォーカーとかいう気違い判事がP−8は違憲だと今月4日におっしゃしゃっちゃったのさ。さあ、大変。それに対するアピール(抗告)があるからあさっての水曜日までは待たなければならないが、ウォーカーのうぉかげで、ともかく同性結婚は州内でOKにはなったんだ。

ウォーカー判事は実は保守で共和党側なのだが、同性結婚には昔から賛成の立場だった。てか、それが元で任命が後れたくらいなのだ。Vaughn R. Walker でウィキペディアででも探してみな、そう書いてあるから。

時代が変になってから、カリフォルニア州だけではないんだよ。ゲイマリッジ先進5州とかいって、マサチューセッツコネチカット、ヴァモント、アイオワニューハンプシャー同性婚がすでに認められている。カリフォルニアは6番目の候補なんだって。

ところが、どっこいぎっちょんちょん、あさってになっても同性婚はできないよーだ。12月の6日に3人の判事で再び訴えを吟味することになったので、その結果が出るまで同性婚を市や町は実施してはならないということになった。保留だ。新しい判事たちが認めたとしても来年までだめ。ホントは永久にだめだといいんだけどね。

と、余は同性婚反対のように書いてきたが、本当はそんなことどうでもいい。ちょっと不自然で気持ちが悪いだけだ。お好きな方はお好きなようにとは思う。だから究極のところ「結婚したいわー」というなら結婚証明書出して差し上げちゃってもかまいません。

おおーっと、真面目に書きすぎた。本当はもっと早く松尾金蔵先生の話をしなければならなかったんだ。先生のことはウィキペディアに出ているし、これからする話だってそこに載っている。何も新しい話ではないが知らない人は知らないだろうから(当たり前だ!)するだけだ。

松尾先生は、通産省事務次官を経て天下り日本鋼管の会長になった人だ。あれっ、と思っている人もいるでしょう。そう、城山三郎の『通産官僚たちの夏』にも登場するからね。彼が若いときにアメリカに出張した。あるとき尿意をもよおしたがトイレが見つからずやっと探し当てたところに急いで入り、出てくると警官が待っている。

驚いていると、警官はLadies のサインを指して、「ここは婦人専用なのに見えなかったのか」と詰問した。松尾先生がとっさに言ったことが秀逸。何と言ったと思う。先生うやうやしくも自分のナニのほうを指差して、「私のこれは婦人専用であります」とのたもうた。警官、一瞬とまどったが、大笑い。「俺のもそうだ、婦人にしか使わん」といって快く許してくれたそうだ。君のナニは何かね?