ロンドンはともかく、どうしてモスク？ 宗旨替え？ うふふ・・・

西海岸からでもロンドンなら成田に行くのとほぼ同じだ。飛行中は Tweet しないが、余のように一日に決まった時間にしかつぶやかないのは、出かけているのを隠すこともできる。しかし、隠すどころか顔でも何でもさらす余は、隠したりはしない（といって、肝心なことは隠しているといわれるが）。

ここは Reagent's Park を背にした位置にある、全英で一番大きいモスク「ロンドン中央モスク」だ。とても活気がある。このモスクのある通りは「公園通り」だが、この通りを歩いて５分ほど南下すればシャーロック・ホームズの住む「ベイカー通り」と名前が変わる。221B番地がお宅だよ。

探偵といえば笑い話がある。新聞記者を辞めて探偵になった余の友人がいた。正確にいうと、ある大手の信用調査会社で経済状態の探偵をする。新聞記者時代は官庁を回って聞き込むわけだから仕事は同じだと思ったらしいが、探偵のほうがはるかに楽だと言っていた。

つまり、聞き込みは根気よく本当に探偵しなければならないが、本当の探偵は、堂々と調べる関係先に出かけて財務諸表などのほかに各種書類を閲覧させてもらってから、それを分析し報告書にすればいいのだそうだ。もちろん、分析できる学識やまとめる能力は必要だが、隠れて探偵しなくても堂々と身分を明かして相手に協力させることができるので、新聞記者などよりはるかに楽だというのだ。

もっとも、ほいほいと出してくる情報には「嘘」が含まれるので、その辺りも見極めて分析するのは、並大抵のことではない。それと、かならず現場におもむくというのは（新聞記者や学者もそうだが）探偵の原則だな。そして、work zone のホテルの一室で速報原稿など書かされる。