Comments by Dr Marks

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中値について

写真はここにあります→ http://markwaterman.blogspot.com/2011/10/associated-pictures-with-comments-by-dr.html ここでは拡大可能。写真をクリックしてみてください。大迫力!
実はお金を払っていないのでハテナでは来月までアップできません。こんなハテナブログは止めようかと思っています。写真も鮮明ではないし、拡大もできないし・・・

オリヴ山の下、お墓お墓お墓・・・エルサレム
中値(なかね)あるいは仲値とも書くが、今使われているのはほとんど為替相場などに限定されるようだ。しかし、元々は何であっても「中間の値段」という意味である。それも単純な中間値である。

例えば、50円、80円、100円、300円、500円の値があったとすると、総計の中間206円ということではなく、最安値50円と最高値500円の中間275円ということである。あるいはこれにもっとも近い300円でもいい。(えっ、これでよかったかな?間違ってたらおせーて。)

まず、この適用として考えられるのは入札であろう。ええっ、入札で中値って何よ、と疑問の諸君。日本でも(日本ではのほうがいいかな)徳川時代の一時期などは幕府は安値札を採らず中値札を採用したんだよ。理由はいろいろあるだろうが、一つは高すぎるのはもちろん安すぎるのも不安だったのではないかと思う。中値なら、そんなものかと安心できる。それと、中値というのは談合がむずかしい。

ほらっ、最下位は意識的になれるがブービー賞(下から二番目)は難しいと同じだよ。もっとも、万事に合理的になってしまうと最安値を採用するのが当然になってしまう。合理的ねぇ・・・。せっかく安いのがあるのに高いほうを採るのは無駄という思想だろう。しかし、公の入札でも中値を採るなんていいんじゃないかい。談合封じになるし。

話は超飛んでしまうが、人物の評価も極端はいけないな。いいところも悪いところも、それなりにあるのが人間なんだから。おいおい、勘違いしてもらっちゃいけないな、余はちっとも中庸なんて言ってないぜ。中庸ってのはな、ご都合主義のことだ。嘘だと思ったら調べてみな。中値ではなく、そのつど諸般を鑑みてから採る偏らぬ道だそうだよ。なっ、そりゃご都合主義じゃねぇか。