ユダヤ人は所を憚ることなく接吻するということ：前の記事を受けてエリス島の接吻の場 Kissing Post について

ニューヨーク（といわれるが、正確にはニュージャージー所在）のエリス島（Ellis Island）が使われなくなって約半世紀経つ。今は移民記念館（Immigration Museum）として賑わっている。

前の記事にも書いたように、一家総出でめでたく移民できればいいが、まず元気な働き手が移民して稼ぎ、地位を確保してから残りの家族が来ることも少なくなかった。その他の親類や友人を呼び寄せるとなれば、相当な年月を経てからになるだろう。

そこで久しぶりの再会の場となる場所があった。無事移民官の検査を経て入国を許されたのであるからお互いに喜びは一入である。そのための待ち合わせ場所が Kissing Post といわれ、先に米国に暮らす者と今入国を許可された家族や親類や友人たちが大喜びで再会する。

その際なのだが、ユダヤ人は所を憚るところなく接吻するらしい。この説明によると（http://www.flickr.com/photos/14386382@N03/4106685424/）、イタリア人は（えっ、あのイタリア人が？）子供にはキスするが奥さんとはキスどころか話しかけることもしないらしい。で、ハンガリー人やスラヴ人は抱き合って泣くらしい。ユダヤ人だけが公衆の面前で憚るところなく子供にも奥さんにも接吻するのだそうだ。

まあ、ユダヤ人というのは家族愛が強いよな。仲人（シャドハン　שדכן）が惚れたはれたでなくて総合的に選んでくれるから。・・・それと傍若無人（フツパー　פוצפה）だよな、あいつら。