Comments by Dr Marks

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悪趣味再びのマルクス博士:極めて単純な回転式拳銃の構造

回転式リヴォルヴァー、コルト38口径6連発。普通に刑事などが腰や脇の下に吊るしている拳銃だ。自動拳銃に不信感を抱く人は回転式を好む。不信感というのは他でもない。自動の場合、中で弾が詰まると発射できなくなるが、回転式なら単純な構造であるから、万一不発弾があっても次は確実に発射できる。

このとおりの極めて単純な構造。リヴォルヴァー(弾倉、chambers)を横に倒して装弾するが、撃ち終わったら薬莢はワンタッチで掻き出せる。これは銃身も短いが、単に弾倉に納まった弾の雷管(primer)を撃鉄(撃針、hammer)が叩くと爆発して弾頭が飛び出すだけなのだ。手入れしていて見事に単純だったから写真に撮った。

余は銃や剣、ピストルやナイフが好きで集めている。悪趣味と言われるが、美しいものだ。とくにこのように単純なものは美しい。なお、右の大きな弾がこの拳銃用の38口径。ガメさんも逃げる。小さいのが22口径。ガメさんは逃げないというが、これで十分に人は死ぬのだ。ポケットに隠し持つ自動式の小型拳銃に使う。

もっとも、この写真の銃も銃身を短くしているのは、私服刑事などが目立たずに携帯できるからだし、22口径よりは威力があるからだ。例えば、ドアを壊したいようなときは22口径では無理だし、確実に敵を仕留めるには36−45口径のほうがいい。