Comments by Dr Marks

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さあドーダ様だ、どうだ、よっく見ろ。博士の記事はウィキペディアなどではわからんことが書いてあるぞ。ドーダ様がカダフィ大佐殿を離れたというのはガセネタあるいは4月馬鹿だったわけよ。


どうだ、なんて息巻いてみても、リビア高官シリーズなんか面白くないかな。ドーダ様なんだがアラビア語を転記するときのローマ字によっては発音がドゥルダ様になることがある。一応、一般的な綴りを書いておく。Abuzeid Omar Dorda なのだが、アラビア語の転記は確立していないので変種がいろいろあることは仕方がない。そもそもカダフィ大佐殿でさえ一定していない。

昨日の記事でムシャクシャ(ムサ・クサ)野郎がシリアから逃げたと報道されたが、その後、この野郎の後継者であるリビア情報局長アブゼイド・ドーダも大佐殿から離反したとのニューズが流れた。しかし、これはガセネタというか4月馬鹿だったわけ。本人が(セキュリティーの関係だが)音声だけで国営放送に登場し、噂を一笑に付している。また西側メディアも嘘であることを確認している。

まあ、アメリカが空爆やめたからといって今度は反乱軍が大佐殿に休戦を申し入れたり、いろいろだね。また、反乱軍は未経験で武器のない者は足手まといになるので戦闘に加えず追い返し、新たに経験者だけで体制を立て直しているという報道もある。どうなることやら、やれやれであるが、この騒動と空爆で一般人が被害を被っているのは明らかだ。政府軍・反乱軍を問わず、一般人に対しては加害者である。

それはともかく、いつものようにこの人物について語ろう。なかなかよい資料(情報)はなかった。写真もやっと見つけることができたが、少し前のもののようだ。しかし、彼であることは確かなようなので紹介した。いい顔をしているよ。なにせ、この人は高等学校の先生だったんだもん。やさしそうでしょう。

1944年4月4日の生まれ。間もなく67歳だよ。ムサ・クサなどと比べると決して若いエリート役人ではない。カダフィ革命の頃は高等学校の歴史の教師でカダフィ革命に共鳴した活動家だった。その後、ミスラータ郡長などを経て情報局に入り国連に派遣され人民会議議長も歴任、今はムサ・クサの跡を継いで古巣の情報局のトップとなっている。人間を顔で判断する余は、ムサ・クサよりは信頼できると思っている。(絶対ではないぞ。それに今まで紹介した高官ではあのネズミ男が最低だね。)