フランクフルトの旧ユダヤ人墓地は、シナゴーグが焼き討ちされた頃にほとんどが破壊されて、野草が茂る只の野原になってしまった。現在は周囲を塀で囲み、塀の外壁に犠牲者の名を刻んでいて、内部は一般には非公開だ。特別に鍵を借用して撮影したもの。
この旧ユダヤ人街の墓地は、最初の埋葬者が1272年、最後の埋葬者が1828年であり、元々古いほうの墓地となっていたものだが、1938−1942年頃に一部の墓石を除いて破壊された。ゲットーとシナゴーグの跡地に建てられた記念館に隣接している。記念館を訪問するのは歓迎するが、ここはあまり知られたくないらしい。