Comments by Dr Marks

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No Treats; No Tricks, Please!

ブログの日付を日本にしているのでおかしなことになっているのだが、実は今、10月31日(金)の西海岸時間の夜の8時過ぎだが、今日は誰もハロウィーンのお菓子乞いに来ない。夕方、通りを歩いていた子供たちを見かけたが、隣家の罰当たりのユダヤ人が破産して引越ししてから、大々的にハロウィーンを近所ではしていない関係上、子供たちが来なくなって静かになった。昨年あたりだと、隣家がまだやっていると思ったのか、数組が訪れたが今年は夜逃げしたことが広まったのか、来なくて幸いだ。

隣家は元々はユダヤ人の気さくなおばあさんが一人で住んでいた。息子がシカゴで大学教授になったため、その教授のバカ娘、すなわち気さくなおばあちゃんの孫娘が家を継ぐことになった。頭のおかしい男と一緒になって、ガレージをバーに改造して、年中パーティーをしていた。車にはクリスチャンのシンボルである魚にわざわざ足を生やした罰当たりシンボルを貼り付けて、クリスチャンである私に見せて得意になっていた。

彼らは毎年、ハロウィーン・シーズンになると何日もかけて庭と家を飾りつけた。バカ娘は一応スタジオの大道具係(といってもほとんど仕事の声はかからなかったらしい)だから、お手の物で、なかなか立派な大仕掛けの飾り付けをするものだから近所の評判になってしまった。しかし、バカ娘と頭のおかしい夫は、評判が評判を呼んで、いずれテレビ局が取材に来てくれると信じていたが、テレビ局が来る前に破産して夜逃げするはめになってしまった。

どうして破産したかというと、どうやら固定資産税も払えなかったらしい。カリフォルニアの住宅の固定資産税は評価額の1パーセントだが、多少のトリックがある。実際の現行の評価額(アセッサーという役人が評価する)ではなく、我が家のように昔からの場合は、昔の取得額がベースになって時価に多少合わせるようになっているが、実際に現在売買で取得する額よりはかなり低く設定されている。だからこそ、貧乏な我が家もなんとかやっていける。ところが、バカ娘は時価の売買ではなく祖母から相続(贈与)したのだが、一代飛び越した相続だったので一般の現行の売買と同様な査定をされたらしく、税金が高いといって文句を言っていた。

しかしなあ、バカ娘さん、自分で買う人のことを考えてご覧よ。あんたは只で家一軒もらったんだ。税金だけ払ってればいいなんて、幸せもんだったんだよ。普通は今頃そこにローンの支払いが加算されるんだ。ともかく、何でもそうだが、安易に得たものは身につかない。時価うんXXドルの棚ぼたの家を貰ったのに二束三文で手放すわけだ。結局、市の上級の役人さんが取得して引っ越してきたのだが、彼らには格安物件情報が早く入るのかなあ。

と、どうでもいいことをタイプしていたら、やっぱり来た! Trick or Treat! シッシッ、来るな来るな!