悠紀と主基の卜定の意味がわかるか？

私はわかった気がしているのだ。今から15年以上前に書いた論文で仮説として出したが、日の目を見なかった。偶然に再度手に取ることができたので読み返してみたが悪くない。書き直して、どこかに出してみようかと思っている。

んっ、そりゃ「践祚大嘗祭」の話じゃないか、と言われるあなたはなかなかのお人。そうだ、その通り。しかし、聖書学者がなんで天皇の即位式に関する研究など、と疑問に思われるであろう。しかし、当時は神道の研究書をかなり読み込んでいたのだ。

あの頃は神道の専門家でも日本史の専門家でもなかったので（考えてみれば今でもそれらの専門家ではないが）、自信がなかった。しかも、読んでくれた某教授が馬鹿にしたようにして返してきたので、潔い私は自分でお蔵にしたのだ。

ところが、今読み返してみて、あれっ、ひょっとしたらと考えてしまった。仮説として出しておいて何の不都合もない。ただし、最近の研究については知らない。一応、ネットをググってみた結果では、いまだに有力な解釈はないはずだ。

しかし、最近の有力な研究があるんでしたら、誰か教えてくんなまし。あっ、ところで私は根っからの天皇制廃止論者ね。まっ、ことさら「論者」ってほどではありませんが、日本人に「天皇家に生まれるなんてカアイソだから、天皇制止めちまったら」と言って激怒されたことがありんすえ。