Comments by Dr Marks

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対で覚えるイディオム "Here You Go"と"Here We Go [Again]" (口語英語表現でごまかすブログ No.1)

間もなく200日連続投稿だよ。夏に決心して休みなし。しかも1日の記事のほとんどは複数記事。シャバトのないブログは車馬立ち入り自由。(また寒い。)しかし、お陰で始終ごまかし記事を書く。

今回は新しい「口語英語表現でごまかすブログ」シリーズだ。英語圏で暮らしていないと口語英語はなかなか学ぶ機会がない。辞書にもないような表現が多い。しかし、よくしたもので、留学やビジネスにはあまり関係ないね。日常生活には関係ありそう。ただ、それも変だなと思ったら、近頃はたいていネットで引っ掛かるから自習は可能になった。

例えば、今日の "go" を使ってみると "You Go Girl" なんてのがある。そして、これは女言葉ということを知ると、英語にもジェンダーによる差があることがわかる。(なお、You Go Boy も作れそうだが、やはりおかしい。意味はネットですぐに見つかりそうだから、宿題*1とする。)

さて、本題。"Here You Go" は図書館で本を借りたりするとカウンターのアルバイト学生が本を手渡しながらにっこりして言ったりする言葉。意味は、「あなたの欲しいものはここですよ、どうぞ持ってらっしゃい、さあどうぞ」ということ。ここで You は変な力を込めないこと。軽くネ。誰かが筆記用具を探しているときに、あなたがボールペンを貸してあげるなら、そのとき使えます。言ってみて、にっこりしながら "Here You Go"。できたね。簡単。で、その人もらったつもりであなたのボールペン返さなかったりして。(冗談だよ、100%返す。)

さあ、次だけど、本当は "Here We Go" だけでは使わず、"Here We Go Again" の形で使う。こう言われて、"OK, let's go again!" と応えたあなたに(まさか、このイディオムがわからないと思いもしない友人は)目を輝かせて、"Yes, we mustn't give up!" とか言ってハグしてくる。

本当の意味は、たいていろくでもないことが再来したときに使う言葉。例えば、大雪や大雨が続けて来そうなときに使うから「さあ、また大変なことになりますな」という感じ。簡単に言えば「またかよ!」かな。こんなとき、意味を知ってか知らずか、あなたが "OK, let's go again" と言ったなら、たいていの人は励まされたと思い(誤解して)「うん、そうだね」と喜んでくれますな。(小さな声で、「体験者は語る」)

*1:「やってみろよ、女の子だろ!」という意味。若い娘であろうが婆さんであろうが、歳に関係なく女が女に言う言葉。男が言ってはいけない。(正確に言えば、言ってもいいのだが、何かその女性をおちょくる感じになってしまう。身内とかならいいが。)例えば、好きな男子がいるのに打ち明けられない女子に "You go girl!" とか。婆さんが爺さんに恋してる場合も Girl でいいんだよ。また、「男の子だろ」はない。それがアメリカ。ねっ、比較文化