我が師のお〜〜ん、いや我が師の本だ。ガンドリー先生の新刊。新約聖書はこれ一冊で。
Commentary on the New Testament: Verse-by-Verse Explanations with a Literal Translation
- 作者: Robert Horton Gundry
- 出版社/メーカー: Hendrickson Pub
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: ハードカバー
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彼は右からは左、左からは右というふうに誤解されるが、深い学識に基づいた頑固な新約学者。今回の著作でもマルコ伝の16章9節以下は扱っていない。偽物であるとの信念に基づいているからだ。まあ、現在のまともな学者の通説でもあるから、彼だけが「頑固」ということでもない。しかし、教会人によっては嫌うであろうな。
本書は、新約聖書全巻の1冊本の註解書である。大判なのに字は小さな9ポイントで約1,050ページの大著だ。訳ももちろん彼自身の訳である。最初は、本書の日本語訳を申し出ようと思ったが止めた。私が日本語に訳すといえば、彼が快諾するのはわかっている。しかし、この量を見てビビッたのだ。まあ、今後、気を取り直してその気になったらわからないが。この量は半端じゃないからな。(先生は今、毎日が日曜日。こっちは違うし。)
彼は原稿をいまだに万年筆で書く。ひょっとしたら、余が贈呈した万年筆で書いたかもしれない。その万年筆は何かだって。それは決まってますよ、ウォーターマン(http://www.waterman.com/en/style/pens/exception)。ええ、本当の話です。