Comments by Dr Marks

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ロドピ社(Rodopi)が謝罪!

ロドピから丁寧な詫び状(e-mail)と1982年当時の混乱の状況説明が届いた。社内の役割(肩書)はわからないが、Lia Hestina さんという人の説明によれば、印刷工程あるいは編集工程のミスで間違った題(Die Idee . . .)で出版してしまった。著者竹田先生の指摘で急遽正しい題(Die subjuktive Wahr . . . )に差し替えて(最初の4ページと表紙をはずし製本し直す)出版し直したが、間違ったほうの回収が十分でなかった。アメリカのロドピ事務所からお代は返すので掛かった額を連絡して欲しい、とのことだった。確かに、後者は縦横ともサイズがわずかに小さく、製本し直した際に裁断が基準のサイズより深く入った証拠がある。考えてみればかわいそうなことだ。誰が間違いの原因かは知らないが、出版社としては余計なコストが掛かったに違いない。あってはならない重大なミスだが、意図的な出鱈目でなかったことは確かだ。(しかし、間違い版を所蔵している図書館にも通知しなければならないな。)

 前回記事に長大なコメントが付いているがそれについてはそのうちコメントしたいが今は急いでいるので御免。コメントは新しい記事に続けたほうがいいだろう。その意味でも小谷野先生ありがとうございます。元祖傍観者さん、あの本の書評ですか?考えて見ましょう。bodkin さん、お近づきになったのですから、普通のコメントはどうぞどうぞ。それでは皆様、ロドピ社の名誉回復のための緊急報告とコメントへのご挨拶ということで、とりあえずすみません。