Comments by Dr Marks

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ラケルの墓には独身女性は詣でることができない


出稼ぎ仕事で週6日講義していたときは、さすがにブログを休みがちだったが、今日でブログ連続100日になった。今日の題は、このブログにあるAdorable Women of the Bible と合わせて読んでもらえばいいかもしれない。

ラケルの墓はベツレヘムからエルサレムに上る途上にある。さすがにここは、私でもイスラエル兵に止められパスポートを提示しなければならない。そんな厳重な警護の中を公衆便所の入り口をのような建物に入る。要するに要塞のようなような建物なのだ。

墓は男と女で入り口が違う。男は右、女は左。男も女も被り物がいる。もっとも観光客用に紙のキュッパ(ヤマカ)やショールは用意されている。私はいつもヤマカをポケットに入れているのでOK。中には一日中祈ったり律法を研究しているラビがごっそり。彼らはサポートで生きているので、食うために働くことはない。

写真はこっそり小型カメラで(もちろんノーフラッシュ)撮ったもの。突っ立っているのは、観光客、座っているのがラビ。え〜と、未婚の女はなぜ入れないか?

未婚のままで妊娠したら困るから。ラケルは長い間不妊に苦しんでいたが、とうとうヨセフを産む。次にはベンヤミンを身ごもるが、ラケルは彼を産み落とすとこの地で没した。それ以来、ここは妊娠を欲する女性の聖地でもある。だから、既婚証明に結婚指輪を見せなければならない。未婚の母親にならないために。