Comments by Dr Marks

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2001年以来のアフガニスタンでの戦争がアメリカ史上最長の戦いとなってしまった(ベトナム戦争が103箇月、これは104箇月)

アメリカは真珠湾攻撃から第二次世界大戦に参戦したが、戦争期間は45箇月にすぎない。ただし、第二次世界大戦でのアメリカ軍の戦死者は40万人を超えており、連合軍の中では最大の犠牲を払った。行方不明を入れると英国軍が最大の戦死者だが、英国人以外の英国軍人も多かった。

ベトナム戦争も長かったが、アメリカ軍の戦死者は第二次世界大戦時よりはるかにに少なく6万人弱である。なお、第二次世界大戦アメリカ軍の3分の2は召集兵、ベトナム戦争の3分の2は志願兵だった。アフガニスタンおよびイラクの両戦争は全員が志願兵である。

そして、本アフガニスタン戦争での戦死者は最近になって1千人を超えた。2003年以来のイラク戦争では、4千人以上がすでに戦死した。このようにみると、短かった第二次世界大戦の戦死者の数がどれほど多かったかがわかる。なお、朝鮮戦争は1950年から1953年だが、アメリカ軍の戦死者は4万人に近かった。短期で局地戦の割には戦死者が多い。

参考記事例:http://bit.ly/dt6Uif 簡単ながら日本語版あり