Comments by Dr Marks

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問:“Here Comes a Guy Coco Gene!” の可能な日本語訳をすべて記せ(今日は、いや今日も、最高にえげつないブログ)


Miss Coco Gene

まず今流行の機械翻訳というのを試みてみた。答:「ここに人が来るココナツの遺伝子!」

なるほど、機械もなかなかなもんだ。使えないこともないな。ところが後で書くが、正鵠を射た答はやはりネイティヴのNZ人ガメ氏がしたものだろう。辞書にはないのだから仕方がない。

さて、次の学校文法派の女生徒さんの答は「あら、男が来るわ、ココ・ジーンさんよ!」だが、待てよ・・・guy を男にしたのはいいが、Cocoという名前を使うのはほとんどが女だ(男でココ君がいないというわけではない)。Guyを人と訳した機械は、複数形 guys が男にも女にも使われるので人としたのだろうが、単数形の場合女性に使うのはおかしいので、この点は女生徒さんの勝ちだな。

さて日本語達人のNZ人ガメ氏の答を見てみよう。模範解答だぞ。答:「やばっ、男が来る、コクジンだ!」または「やあ、外国人が来るぞ!」 コクジンはもちろん黒人のことだ。念のために言っておくが、コクジンも黒人も差別用語などではないぞ。人種を正式な用語で発音したのだが、日本語習いたてや耳学問だと、どうしても coco-gene と聞こえてしまうのだ。辞書にはない。探しても無駄。ただし、そのように書けば英語人はわかる。(まねするな。)

その他にも可能な訳は多数あるだろう。コメント欄にでも入れておいてください。

ウンチクを二つ。薀蓄ではない、ただのウン□とチ□コを「ウンチク」というのだ。最後のクがどうしてコかって? どうしても慣れないと k 音で止まるんだよ。教養として覚えておけ。(まねするなよ。)

一つ。Coco Gene という名の人形がある。今は骨董でしか手に入らない。Gene Marshall という人形シリーズの1体だが今は売っていない。この娘はオバマと同じで黒人とはいっても白人の血が入っている。これを発音するとコクジンちゃんとなるのだ。

二つ。「こくじん」は kokujin と読んで黒人のことと習ったばかりの者は、次に「がいこくじん」を gaikokujin と発音してから意味で悩む。いや、わざと悩ませて、覚えさせるんだ。そんときは、こう言ってやる。Black guy or white guy, they are both foreign “gaikokujin.”

おまけ。念のために言っとくが、gaikokujin という綴りはよろしくない。どうしても「ゲイ・コーク・ジーン(ゲイの・・・)」と発音されてしまうんだよ。外国人ならGuy Coco Gene のほうがわかりやすい。