Comments by Dr Marks

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No. 11.

いよいよ会話だよ。文法もそのつどね。なるべく生きた会話をネットで探していく方針だ。

 ここをクリックしてください→http://vimeo.com/14338603 
夕飯後に今日のイーディッシュ講座どうすんべと思っていたらヒットしたのが某イーディッシュの団体が元お兄さんや元お姉さんにインタヴューしているサイト。

まず代表で採り上げたこの人のところからサイトに入ってもらえれば、他にもいろいろな人が出てくるので楽しめると思う。聞いてみてわかるが、やはりドイツ語がわかる人なら、かなりの部分がわかってしまうのだ。今日採り上げたい表現「私の名前は〜です」にしろ、まるでドイツ語なのだ。

カタカナで発音ガイドを付けるのでイーディッシュの綴りは原則としてアクセントを付けないで紹介する。これはイーディッシュの出版物や日常生活でもそうなので慣れてみるのもいい。(ヘブル語でもそうである。普通はアクセント記号なしで読み書きする。ただし、小学生の学習や母音などを正確に表記したい聖書などはヘブル語もイーディッシュ語もアクセント記号付きで印刷される。)

自己紹介は普通、英語の My name is . . . に相当するのが「マイン・ノーメン・イズ・〜」(מיין נאמען איז)であり、ドイツ語のMein Name ist . . . でもある。他にドイツ語の Ich heiße . . . に相当する「イッフ・ヘイス・〜」(איך הייס)もよく使われる。これに相当する日本語は「私は〜と申します」であろうが、英語で無理にこじつければ I am called . . . または I am named . . . であろう。状況によっては英語の I am . . . に相当する「イッフ・ビン・〜」(איך בין)でもよい。

まとめると次のようになるが、「フ」とした「ך」の音は鋭く「フ」と「ク」の間の音。この動画で慣れてほしい。なお、この例とした Lou Charloffさんはいかにもイーディッシュであるが、他のインタビューでは文法的におかしかったり、イーディッシュというよりはほとんどドイツ語にしている人とか、数字になるととたんに英語に戻る人とかいろいろだ。それらを含めてイーディッシュというのだから恐ろしい言語である。(なお、この爺さん、もとへ、元お兄さんは大した役者だからヨウツベなどで探すと面白い。)

自己紹介の3つの方法
1) 「マイン・ノーメン・イズ・〜」(מיין נאמען איז)
2) 「イッフ・ヘイス・〜」(איך הייס)
3) 「イッフ・ビン・〜」(איך בין)