Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

Vermes, The Resurrection

No. 33.

コメントにならないコメント−48(ヴァメーシュの『イエスの復活』「エピローグ」 + Dr. Marks の採点結果)退屈から「神へ!」なんちゃって ヴァメーシュの最新作『イエスの復活』を連載して今日が3134回目だ。3134回分を読めば、原著を全部読んだとほとん…

No. 32.

コメントにならないコメント−47(ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書における復活概念の意味あるいは意義」後編の2)いよいよ次回で最終回だ。私の寸評もそこに入れるが、寸評といっても今まで折にふれ批評してきたので、今までの連載全てが私の書評…

No. 31.

コメントにならないコメント−46(ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書における復活概念の意味あるいは意義」後編の1)ヴァメーシュは、ここでつまらない話題で締めくくる。確かに、「つまらない」などと言ってしまえば身も蓋もないが、実際この話題は…

No. 30.

コメントにならないコメント−45(ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書における復活概念の意味あるいは意義」中編)ヴァメーシュによる二つ目の神学的議論に入る。更に、イエスの復活に関する聖書の記述についてのコメントで本日は終わりとする。この長…

No. 29.

コメントにならないコメント−44(ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書における復活概念の意味あるいは意義」前編)爺なのに老婆心からの追加:えーと、下で「高挙(こうきょ)」という神学用語は似ていても「携挙(けいきょ)」とは違う。本家で書いた…

No. 28.

コメントにならないコメント−43(ヴァメーシュの『イエスの復活』「その他の新約聖書中の復活記事」後編)第一ペテロの復活観はパウロの復活観に似ている。すなわち、キリストの(十字架の)死が罪をあがない、キリストの復活が洗礼を通して信ずる者の救いを…

No. 27.

コメントにならないコメント−42(ヴァメーシュの『イエスの復活』「その他の新約聖書中の復活記事」前編) 前だったら1回分で済む内容だが、なるべく多くの人に読んでもらいたいから短めにする。読者が聖書を紐解かなければならない場所もあるのでそのほう…

No. 26.

コメントにならないコメント−41(ヴァメーシュの『イエスの復活』「パウロにおけるイエスの復活」続編)今日でパウロ書簡を終える。次回は、その他の新約聖書の復活記事についてとなる。本番の、ヴァメーシュの見解は、その後となる。ロ マ 書ロマ書は、今ま…

No. 25.

コメントにならないコメント−40(ヴァメーシュの『イエスの復活』「パウロにおけるイエスの復活」後編)いやはや修道僧のような毎日だ。日課のように、北京五輪や高校野球、さらに旧盆が近づいて夏休みの季節の日本に向かってヴァメーシュの新刊を紹介し続け…

No. 24.

コメントにならないコメント−39(ヴァメーシュの『イエスの復活』「パウロにおけるイエスの復活」中編)および書き散らし 正圓寺「板彫阿弥陀聖衆来迎図」(さいたま市中央区本町西4-3-15 正圓寺) 江戸時代。全高347.2cm。江戸時代の正円寺本堂欄間。臨終の…

No. 23.

コメントにならないコメント−38(ヴァメーシュの『イエスの復活』「パウロにおけるイエスの復活」前編) 古代コリントのアポロ神殿 福音書のみならず新約聖書中のイエスの復活に関する記事の多様さは、ひとえに記者自身の解釈の相違にすぎないだろう。それで…

No. 22.

コメントにならないコメント−37(ヴァメーシュの『イエスの復活』「使徒行伝におけるイエスの復活」) 再びカラヴァジオの絵となってすまないが、Dr. Marks お気に入りの絵なんだ。若いパウロが倒れているだろ、見つめているのは年老いたパウロだよ、きっと…

No. 21.

コメントにならないコメント−36 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエスの復活に関する説明を吟味するための予審」) ソロモンの知恵 Raphael Sanzio (1483-1520) 本審判に入る前に予審というのがあるが、ユダヤ教の裁判でもそうなのか確かめたことがなか…

No. 20.

コメントにならないコメント−35 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス自身の復活に関する福音書の説明」続編) vs. "Tom" N.T. Wright and David Friedrich Strauss 今日は久しぶりに暑い日だったが、確実に秋の迫りは感じられた。昼頃にコスコ(Costco…

No. 19.

コメントにならないコメント−34 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス自身の復活に関する福音書の説明」後編) The Disciples on the Road to Emmaus, James Tissot (1836-1902 French), Jewish Museum, New York 『エマオへの道』ジェームズ・ティソッ…

No. 18.

コメントにならないコメント−33 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス自身の復活に関する福音書の説明」中編) Peter and John Running to the Tomb by Eugène Burnand (1850–1921) スイスの写実主義の画家でウジェーヌ・ビュルナンの『墓に急ぐペテロ…

No. 17.

コメントにならないコメント−32 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス自身の復活に関する福音書の説明」前編) http://www.netfilehost.com/wscal/GuestLectures/bauckham.07.11.14.mp3 このMP3は、昨年(2007年)、カリフォルニアのウェストミンスター…

No. 16.

コメントにならないコメント−31 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書におけるイエス以外の人物の復活に関する説明」)どうも誤解があるようなので付け足す。私が馬鹿だとか頭が悪いというときは、「心」が悪いというのとほとんど同じ意味であること…

No. 15.

コメントにならないコメント−30 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエスの復活に関するイエス自身の予告」) 英語でも日本語でもいい映像がないのでドイツ語で「救命蛇」と入れてみたら、蛇が助けるのでなく蛇が助けられる話だった。やさしいドイツ人。 …

No. 14.

コメントにならないコメント−29 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「復活と永遠の命に関するイエスの教え」後編)出先でコンピュータを叩く時間はあまりなく、帰宅して夕食をすましたら不覚にも寝てしまった。今、夜中12時に起き出してタイプしている。従っ…

No. 13.

コメントにならないコメント−28 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「復活と永遠の命に関するイエスの教え」前編)コマーシャルの後に始まります→http://www.cnn.com/video/#/video/politics/2008/07/25/bash.mccain.vs.obama.cnnマケインじいさんは、イラク…

No. 12.

コメントにならないコメント−27 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「新約聖書における復活と永遠の命−序論」) 100年以上前の Colt Peacemaker(骨董品)の実射あれって何だったんだろう。大学でもないスタバでもないところ、さる企業内のローターでインター…

No. 11.

コメントにならないコメント−26 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス時代の来世に対するユダヤ人の心構え」後編)寝る前に Final Event さんのブログに行ったら、一瞬、世界の終わりが来たのかと思った。俺たちならもういいかもしれないが、これから生…

No. 9.

コメントにならないコメント−25 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス時代の来世に対するユダヤ人の心構え」中編)けっ、「請う、ご期待」なんて言う奴に限って期待なんかできやしない。死海文書がそれほど来世観や復活概念の理解の役に立つものかね。…

No. 8.

コメントにならないコメント−24 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「イエス時代の来世に対するユダヤ人の心構え」前編) Spirit - Forever Young余り長いと読んでいただけないし、しかも毎日記事にしているので、読むほうも大変だ。今度の章も前編と後編に分…

No. 7.

コメントにならないコメント−23 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「後期第二神殿時代のユダヤ教における殉教と復活」後編) 9分以上かかる動画だが、終わりの言葉は「まだ終わりじゃない」。マサダの砦篭城軍の大将となるエレアザル・ベンヤイルが、落城し…

No. 6.

コメントにならないコメント−22 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「後期第二神殿時代のユダヤ教における殉教と復活」前編) イェルシャライム(エルサレム)、イェリホ(エリコ)などは聞き取れるだろうか、Shuly Nathan(シューリ・ナタン)の「黄金のエル…

No. 5.

コメントにならないコメント−21 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「聖書時代とポスト聖書時代に先行したイエスの復活と昇天のひな型」)ギーザ・ヴァメーシュはあくまでも英語読み。今日、メリーH(実際にメリーは一杯いるから「メリー・エイチ」と呼んでい…

No. 4.

コメントにならないコメント−20(ヴァメーシュの『イエスの復活』「死ならびに死が古代ユダヤの宗教にもたらしたもの:復活への道を整える」)あ〜ぁ、アクセス数が減ってるじゃないか。苦労して連日ヴァメーシュの新刊の逐条解説やってるのに。辛気臭いし、…

No. 3.

コメントにならないコメント−19 (ヴァメーシュの『イエスの復活』「聖書における人間の運命鳥瞰図:失われた不死性から復活へ」)何だ何だ何だ、こんなに長く書いたって誰も読まないんじゃないの? この調子でヴァメーシュの新刊の解説をしていたら翻訳する…